こんにちは、歯科医師の川野です。
今日はインプラント治療の詳しい流れについてご説明していきます。

インプラントの基本的な説明については、こちらのページもご覧ください。

詳しい流れ

１．診断と計画

X線写真やCT撮影、口腔内スキャンから患者さまの口腔内状態を評価し、治療のための計画を立てます。
また、歯を失った原因がかみ合わせや歯周病である場合、それが解決されていない状態でインプラント治療を行っても、インプラントも同じ結果（かみ合わせの不調やインプラント周囲炎）につながる可能性があるため、根本的な原因を除去してからインプラント治療に入ることをおすすめしています。

２．インプラントガイドの作成

３．手術前の掃除

４．手術当日

院内で体温・血圧を測定し、全身状態を再確認します。

５．麻酔・手術

治療部位に局所麻酔を行い、手術直前にもクリーニングを行います。麻酔が効いていることを確認し、創部を開いてインプラントを埋入します。必要に応じて人工骨を用いることもあります。

６．縫合～手術終了

創部を縫合して、手術は終了です。多くの場合１時間～１時間半ほどで終了します。また鎮静麻酔を受けられた患者さまは、帰宅のための運転をお控え頂いていますのでご注意ください。

７．術後の消毒

翌日に術後の消毒を行います。

８．抜糸

手術から１週間～１０日程で、緩んできた縫合糸を除去します。さらに１週間ほどしたら全ての縫合糸を除去します。

９．治癒のための待機期間

手術からかぶせ物が入るまでの期間は、最短で２ヵ月、長い時は６ヵ月程必要な場合もあり、骨や傷口の治り具合によって変動します。また手術の前後ではクリーニングや消毒のために来院回数が増えますので、あらかじめご確認下さい。

最後に

今回は、インプラント手術前後の詳しい流れについてご説明いたしました。少しでも理解を深めていただけましたでしょうか？ 和田歯科医院はインプラントの症例数も多く、患者さまにご納得いただける治療結果を得られるよう、スタッフ一同日々精進しております。何かご不明点がございましたら気軽にお声がけください。

歯科医師　川野